永遠も半ばを過ぎて・中島らも [本・絵・音楽]

今でも写植屋さんとかって世の中にはあるのだろうか?こんなパソコン全盛の時代になるなんて文字をひとつひとつ拾ったり写していた時代を知っているくまからは考えられないときになったものです。

なんとかパソコンに食い付きなんとか時代の流れから遅れないようにはしているけれども、いま日本で流行りのパソコンを持ち歩いていくような機械は要りません。コロンビアでもお金はないのに流行を追っている若者はいて毎月の通信料の支払いに苦労していたりが滑稽です。

写植屋さんの主人公のところにひょんなことから訪れる高校の同級生にまるめこまれるようになっていく物語は荒唐無稽のありえない詐欺はなしなのだけれども、これがなんとなくうまく進行してしまう面白さが描かれます。

1952年生まれの著者は階段から酔って落ちて死んだのだけれども、なんどもアル中やらくすり関係での騒ぎもあって、どこか憎めない人柄と姿からは想像できない文章で惜しい若死にだったよな・・・関西それもこてこての尼崎出身だったけれども、頭の切れるところが、同じ関西でも吉本馬鹿芸人とは違う別の関西を見せてくれました。

中島らもはもう死んでしまったけれども、同じ関西の小説家の町田康とかを読んでいると少し違うけれども、同じ匂いを感じます。

コロンビアは今日から月曜が祭日で3連休です。

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