予告された殺人の記録・G・ガルシア・マルケス [本・絵・音楽]

コロンビア人でただ一人のノーベル賞作家ガルシア・マルケスの本を読んだ。1927年コロンビアの暑い北部海岸地方出身のマルケスは1982年にノーベル賞をもらっていますがいまはメキシコ住まいです。

自分が生まれ育った地方を思わせる町で起きた不条理な殺人事件を元に書いていると思われる小説は不条理を絵に描いたような物語で、コロンビアの地方の暑くせつない町の匂いまで感じさせてくれます。

カリブ海に面した田舎町、スクレ県のある場所が舞台のようなので、一度訪れてみたいけれども、なかなかここコロンビアではゲリラさんの多い地域でもあるしかないませんね。

カミュの異邦人という有名な小説を昔読んだけれども、その中の言葉「太陽が眩しかったから」という殺人への動機の言葉がこの小説のベースにあるように思え、カミュの影響なども感じさせてくれます。

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