フェアトレードのおかしな真実・コナー・ウッドマン [本・絵・音楽]

英国のTVキャスターでジャーナリストである彼が描いたなかなか面白い本を読んだ。英国でオーウェル賞というのをこの本で取ったとのことだ。

取材した国がニカラグア、英国、中国、ラオス、コンゴ、アフガニスタン、タンザニア、コートジボアールというところで今はやりのフェアトレードの矛盾をついています。アフリカ系が多いのは欧州人らしいね・・・・

例えば・・・

NY市場におけるコーヒーの国際価格は実は2002年以来着実に上昇し・・・・・記録的な高値だということです。・・・・フェアトレードの最低価格はその半額以下で、1キロあたり2.81ドルにしか過ぎない。

倫理的な認証ロゴをつけておくためにもっと多くのコストがかかるようになり・・・・等々・・・

フェアトレードという名のマーケティングの手段になってしまっているかもしれない現状が描かれていて、そこにあるさまざま団体の間接経費が商品価格を決め、生産者のためにほんとうになっているのか?という現状です。

人は組織を作るとその組織のために人が付きそして組織の為に仕事をしてしまうという典型かもしれないな・・・・いろいろ考えさせる本でした。英国の国内フェアトレード事情もわかって面白いね。

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