丹波篠山散策 2 [旅]
江戸時代の情緒のある町並みがいい感じの町中は静かで観光客もあまりいないのだよな・・・神社があったり、町のイメージのマンホールがあったり、昔ながらの路地が癒してくれます。
もう秋の花も城下町らしく城跡の満々と水をたたえた濠わきに佇んでいて、いいね・・・・
大阪から案外近い(約1時間)ところだけれども、JR篠山口駅からバス(1時間に2本ほど)にも乗らなければいけないという不便さがこういう景色を残しているのだろうな。
フェアトレードのおかしな真実・コナー・ウッドマン [本・絵・音楽]
英国のTVキャスターでジャーナリストである彼が描いたなかなか面白い本を読んだ。英国でオーウェル賞というのをこの本で取ったとのことだ。
取材した国がニカラグア、英国、中国、ラオス、コンゴ、アフガニスタン、タンザニア、コートジボアールというところで今はやりのフェアトレードの矛盾をついています。アフリカ系が多いのは欧州人らしいね・・・・
例えば・・・
NY市場におけるコーヒーの国際価格は実は2002年以来着実に上昇し・・・・・記録的な高値だということです。・・・・フェアトレードの最低価格はその半額以下で、1キロあたり2.81ドルにしか過ぎない。
倫理的な認証ロゴをつけておくためにもっと多くのコストがかかるようになり・・・・等々・・・
フェアトレードという名のマーケティングの手段になってしまっているかもしれない現状が描かれていて、そこにあるさまざま団体の間接経費が商品価格を決め、生産者のためにほんとうになっているのか?という現状です。
人は組織を作るとその組織のために人が付きそして組織の為に仕事をしてしまうという典型かもしれないな・・・・いろいろ考えさせる本でした。英国の国内フェアトレード事情もわかって面白いね。