コロンビア・ナリーニョ地方のカルナバル

少し前に新聞で報道されていた５０ｋｇのコカインの製造どころナリーニョ県のことを調べていたらこの１月の初旬にお祭りが行われていて写真があった。同じコロンビアといっても日本の３倍の広さなので地方色がかなり地方によって違ってくる。このあたりはエクアドルとの国境ということもあってまだまだゲリラの勢力が強く、コロンビアの軍隊や警察も力が及ばないエリアも多くあるらしい。

パストという県庁所在地の町中でのパレードは題名が「Ｅｌ　carnaval de negros y brancos」（黒人と白人のカーニバル）ということで日頃から差別でもなんでもなくネグロという言葉が飛びかっている南米です。

写真からはコロンビアというより、ペルーやボリビアのイメージが感じられます。このあたりのコーヒー地帯とは違う文化ですね。

スアレスの差別発言でのこの言葉も南米出身者にはありふれた言葉ということがこういう行事からも伺えます。なかなか言葉と言うのは難しいものです。欧州でのネグロと南米でのネグロの間の意味合いが大きく違うのだろうな・・・・