サンティアゴ旧市街散策 2 [チリ]
モネダ宮殿は大統領府として使われている場所だけれども、チリの政治的な歴史を語るうえで欠かせないアジェンデ政権の最後とそのアジェンデを倒したピノチェット軍事政権の歴史的な場所でもある。
南米で始めて社会主義政権を打ち立てたアジェンデだったけれども、3年後にはクーデターで自殺したという場所でもある。熱い時代があったのだよね・・・1973年のことです。
そのあとの軍事政権を経験してチリは今のチリがあるのだけれども、ピノチェット時代がよかったと懐かしがる人もいるし、多くの政治犯を殺したというのを批判する人もいて、政治にはなかなか口が重くなるチリですね・・・
宮殿には今でもそのときの銃弾が残っているというし、宮殿前の公園にはアジェンデの銅像も鎮座しています。このあたりは警官の警備も厳重な地域です。
モネダ宮殿のモネダは日本語のお金のことで、昔は造幣局だったので名前が残っています。